Trouble mystery tour Epi.8 (3) byB
何もせずのんびりときれいな景色を眺め、おいしいものを好きなだけ食べ、昼間っからお酒を飲む…………最高の時間よね。
バーの窓から見える景色は、今では何もない大地ではなく、風に震える緑の草原とちぎれたような雲の浮かぶ青い空とに、二分されていた。まるで美しい油絵のよう。
一杯目のカクテルは、それらを見ているうちにでき上がった。グラスを受け取り、カウンターを背にしてスツールに腰かけると、窓からの光の差さない向かい側に、間接照明に照らされたダーツが浮かび上がった。
「ねえ、『ブラッド・スピリッツ』って知ってる?」
あたしが言うと、カウンターに凭れるようにして立っていたヤムチャは、ショットグラスから口を離して呟いた。
「『ブラッド・スピリッツ』?聞いたことないな。…血の酒?」
「ブッブー。はっずれ〜。この場合のスピリッツはお酒じゃなくて、幽霊のことよ。正確には『ブラッド・オブ・スピリッツ』――『幽霊の血』。この辺りで作られているお酒の名前なんだけど、ちょっと怪奇的なの。なんかいろんな薬草が入ってて、すっごい刺激的な味なんだって。ここにもあるわ。ほら、あの黒いラベルのボトルがそうよ。ねえ、あれ賭けてゲームしない?ダーツやって負けた方が飲むの。OK?」
「え…」
ヤムチャはちょっと口籠ったけど、あたしは気にしなかった。お酒一杯飲んだら吹っ切れたわ。自堕落って楽しい。だからさっさとヤムチャを引き込んでやるわ。そしてヤムチャを引き込むのなら、こうするのが一番よ。こいつはぜーったい負けるんだから。いろんな意味で、あたしには勝てないんだから。
「ねえ、何か簡単なゲーム教えて。ちゃんとしたダーツやるの初めてなの」
「初めてプレイなさるのであれば、カウントアップというゲームがいいと思います。3回投げて1ラウンド、それを8ラウンド行って得点が高い人を勝ちとする、シンプルなダーツルールです。駆け引きがなく、単純に得点を積み重ねていくダーツルールなので、スピーディで楽しめますよ」
「よし、じゃあ、それに決定!」
話は決まった。当事者ではなく、当事者の後ろにいたバーテンダーが、すっかり決めてくれた。
「では、順番決めのコイントスを務めさせていただきます。こちらが表で、こちらが裏です。マドモアゼル、宣言をどうぞ」
「表!」
「じゃあ、俺は裏」
調子のいいバーテンダーの声に応えると、ヤムチャもすぐに声を合わせた。いつもながらに流されやすいやつ。でも、そんなのんびりと構えていられるのも今のうちよ。もうすぐ、そんな風にすましてられなくなるんだからね。
「はい。…表ですね」
「じゃ、あたしが先ね。3回だっけ。続けて投げていいのよね?」
「それで結構です」
「よーし、行くわよ〜」
こうしてあたしは罠をしかけた。発動するに決まっている罠を。


「はい、最後の一投よ。がんばってね」
「うーん。ちょーっと厳しいなあ…そらっ」
まったく緊張感のない声でそう言うと、ヤムチャは最後のダーツを投げた。黄色、赤、青のグラデーションが施されたダーツは、虹色の軌跡を描きながらきれいにまっすぐ飛んで、ボード中心からわずかに外れたところに刺さった。
「はい、ゲームセット。あたしの勝ち〜!」
ゲームに勝ったことにではなく目論見が当たったことに喜んで、あたしは手を打った。ほんっとヤムチャってば、いつも通りの立場に甘んじてくれるわね。そ、いつも通り。この旅行中は時々かわいくないこともあったけど、普段うちにいる時なんかはいっつもこんな感じよ。ヤムチャがあたしに勝った例なんてないんだから。カードをやれば実力であたしが勝つし、リバーシだってチェスだってあたしが勝つし、それ以外のことだってたいてい折れてくれるもんね。ま、わざと負けたとまでは思わないけど、たいして気合い入れてなかったことは確かよ。あんまり悔しそうじゃないしね。
でも、そういう余裕めかしたなあなあさを、今吹き飛ばしてあげるわ。ふっふっふ。
「『ブラッド・スピリッツ』をお願い」
頭を掻いているヤムチャをよそにあたしはカウンターへと赴き、その中で静かにグラスを磨いていたバーテンダーに、ただそう声をかけた。ゲームの結果は告げずに――あたしたちがダーツに昂じている間に、バーテンダーが交代していたからだ。さっきよりは幾分若いバーテンダーは、瞬時に手を止めて、でもボトルには手を伸ばさずに、歯切れ悪く口を開いた。
「…『ブラッド・スピリッツ』…を、お飲みになるんですか?失礼ですが、お味のことは…」
「大丈夫、飲むのはあたしじゃなくて彼だから。あそこの――いえ、この彼よ」
いつしか横にやってきていたヤムチャの肩を叩きながらそう言うと、バーテンダーは元の笑顔を取り戻した。毒薬ってわけじゃないから。女性に飲ませるのはちょっと…っていうだけよ。
「そうですか。差し出がましいことを言って失礼しました。男性の方でお飲みになる方は多いですよ。みなさん一度きりですが」
「あなたは好き?」
「私はあまり…ここらでは気付け薬として使われているような酒ですから」
「あはは、やっぱりそうなのね〜」
「もちろん好んでお飲みになられる方もおりますが。そういう方はよく火を点けてお飲みになられますね。こちらもそういたしますか?」
「いいわね。ぜひそうしてほしいわ」
バーテンダーがマッチを擦ると、真っ赤な液体の上に青白い炎が広がった。アルコール度数が高いせいか、それはなかなか勢いよく燃え上がった。
「わぁ、すごーい。見てヤムチャ、それらしくなってきたわよ〜。はーい、ど・う・ぞ」
「グラスがお熱くなっていますので気をつけて」
舞台は整った。赤と青のコントラストの美しいショットグラスの中身は、甘美ならぬ辛酸の劇薬。さあ、酒の肴よ、カモーン。
それは嫌そうな顔をして、ヤムチャはグラスに手を伸ばした。躊躇いも隠さずに、じっとりと手にしたグラスを睨みつける。どんなに睨みつけたって、グラスは逃げ出しゃしないわよ。
そう言ってやろうとしたまさにその時、ヤムチャが炎を吹き消した。そして飲むというよりは啜るように、三分の一ほどを口に入れた。数瞬の間の後に、納得したような声を漏らした。
「…うん。なんだ、そんなにひどい味じゃないぞ、これ」
「えー、本当?ガイドブックには、舌を刺すような刺激と酸味の薬草系って書いてあったわよ」
一瞬にして、あたしの意気は下がった。だって、だって、そんなのあり?あまりの辛さに咽せないように、とかって書いてあったのよ?この旨味がわかるまでには数年かかる、とも。それなのに…あんた、一体どういう味覚してるわけ?
「そりゃまたすごい表現だな。確かにあんまり美味くはないけどなあ」
それは余裕の表情で、ヤムチャはバーテンダーに笑いかけた。あたしはちょっと――いえかなり悔しくなって、それこそお酒を飲みたい気分になった。
「なんだぁ、つまんないの。ちょっとあたしにも飲ませてよ」
そうとなれば、やっぱりこのお酒を飲まなくちゃね。こうなったら、『世界のサヴァランガイド』に書いてあることは嘘でしたって、土産話にするっきゃないわ。
あたしは気づかなかった。ヤムチャの余裕の笑顔が、実のところはそれではなく、いたずらっこの薄ら笑いであったことに。きっとバーテンダーを見ていれば事態に気づいたに違いないけど、この時点では彼はまだあたしの眼中にはなかったんだもの。
だから、思いっきりグラスを呷った。それこそ全部口に入れたわ。
「…ぐ。辛ッッッ!!!!!」
次の瞬間、あたしは即行でグラスを手放した。もう飲みたくないからではなく、すでに飲んでしまったものを吐き出さないよう口を押さえるために。やっとのことで飲み下すと、あたしの守ったプライドを打ち砕くべく、ヤムチャが手を打って笑い始めた。
「はは、引っかかった引っかかった。いや、すごいすごい。見事に飲み切ったじゃないか」
「ちょ…!らましたわねー!!」
わかりきったことをただ言っただけの口がすごく痛い。幸い唇にダメージはなかったけど、喉と特に舌が死んでるわ。すっごく、すっごーーーーーく辛かった。
ヤムチャは否定も肯定もしなかった。ただ笑ってダーツの方へと行って、ジャケットの胸ポケットを弄った。
「俺が本気を出せばこんなもんだ。ほら」
そしてダーツを一本、ボードに向かって投げた。それはそれは無造作に。黄色、赤、青のグラデーションが施された白いダーツが、虹色の軌跡を描きながらきれいにまっすぐ飛んで、ボードのまさに中心に突き刺さった。…やっぱり、あたしの考えは当たってた。ヤムチャは手加減してた。でもそれが、あたしを立ててくれてのことだなんて、思えるわけもなかった。
「あんたって本当に、動かない的に当てるのは得意よね〜」
精一杯呂律を回しながら言ってやると、ヤムチャは二本目のダーツを投げるのをやめて振り返った。
「そいつはどういう意味だ」
「さあね〜。あー、痛い。舌が痛〜い」
あたしは思いっきりわざとらしく言ってやった。ヤムチャにせめてもの罪悪感を植えつけるために。でもその一方で、不思議に思うこともあった。
あたしすっごく舌痛いんだけど、ヤムチャは平気なのかしら。見たところ普通に喋ってるけど……一体どういう舌してんのかしら。
あたしが首を捻ったちょうどその時、カウンターに真っ白な液体の入ったグラスが滑ってきた。
「大丈夫ですか?こちらをどうぞ。『ゴールデン・キャデラック』です。バニラとカカオのミルキーなカクテルなので、舌の痛みを和らげてくれると思います」
「まあ、ありがとう。優しいわね〜」
誰かさんと違ってね!
言外にその意を響かせながら、あたしはバーテンダーの好意に飛びついた。黄金色をおびたミルクホワイトのカクテルは、飲み物というよりデザートのような味わいだった。仄かに菫の香りがして、カカオとクリームの味わいがとてもまろやかで、数瞬前に舐めた辛酸を、すっかり洗い流してくれた。
「いかがですか?お口に合いましたか」
「ええ、とっても美味しいわ」
「それはよろしゅうございました。差し出がましい真似を失礼しました」
あたしは心から笑ってみせた。バーテンダーの彼は笑って一歩を引いた。改めて感じる、傅くようなその態度。本当にここのサービスマンって躾が行き届いてるわね。見た目のレベルも結構高いし…
ここで初めてあたしは、いつの間にか入れ替わっていたバーテンダーの顔をまじまじと見つめた。
砂色の髪に藍色の瞳。通った鼻筋に締まった口元。年は…たぶんキールと同じくらいかしら。少年と青年の狭間といった感じの、若草みたいな雰囲気漂う、なかなか端正なお顔立ち。っていうかさぁ…
「こら」
「え?」
いつしか視界の外に消えていたあたしの彼が、強引に横から視界に入ってきた。さりげなくフェードアウトしていったバーテンダーの彼と入れ替わるように。そして端正な顔も台無しの非難がましい顔つきで言ったものだ。
「なんだその目は。ハートになってるぞ」
「何言ってんの。人の目がハートになるわけないでしょ」
呆れの入り混じる気持ちで、あたしは言ってやった。なんて迂遠な咎め方。素直によそ見するなって言えばいいのに。それにしても、まだいつもとちょっと違うわね。いつもは品定めしてたって、何にも言わないのに。
「おまえが気づいてなくてもなってるの。そりゃ瞳の形が変わるわけはないけどな、こう、目の中に浮かび上がって見えるっていうか…」
なおもヤムチャは食い下がった。そのくせ、『やめろ』とは言わない。そこが一番肝心なところなのにねえ。でもあたしはイラつくことはなかった。それは偏に、今手の中にある甘いデザートカクテルと、品定めの結果のせいだった。
「そう?じゃあそうかもね」
だから、さくっと言ってやった。認めても全然問題ないから。むしろ、いい酒の肴よ。
「何…?」
「だって似てるんだもん」
「似てるって…誰に」
「あら、わからない?」
目の中どころか顔中にクエスチョンマークがへばりついたような顔を、ヤムチャはしていた。おまけにちょっと本気で参ってきてる。あたしは笑いを噛み殺しながら、最後の暴露をしてあげた。
「あんたよ。昔のあんた」
「はぁ?俺!?」
「そ、あんた。の若い頃にそっくりよ。まだ会ったばかりの頃。今より線が細かった頃ね」
「今だって若いぞ」
的外れの捨て台詞を吐きながら、ヤムチャは視線を外した。カウンターに背中と両腕を預けて、どこか不貞腐れたような顔をして宙を見始めた。そりゃー、文句のつけようもないわよね。謂わば自分を見られてるわけだもん。ま、あたしにとっては完全に別人だけど。
「髪型も似てるわよね。ほら、最初に切った時の髪型。髪の色が違うから最初は気づかなかったけど、見れば見るほどあの頃のあんたに見た目も雰囲気も似てるわ。あの素直でかわいい感じとか、従順そうな瞳とか、爽やかな雰囲気とか。あー、いいな〜。あんたが失くしたもの、ぜーんぶ持ってるわよね」
「失くしてて悪かったな」
「あら、どうして怒るのよ?あたしは褒めてるのに」
昔のあんたを、だけどね。
昔のヤムチャだったら、わからなかったかもしれない。でも今のヤムチャには、あたしの言外の意が伝わった。ヤムチャは今度は完全に不貞腐れて、相変わらず宙を見ながら呟いた。
「どこがだ」
「まあそう言わずに何か頼みなさいよ。今日はまだまだ長いわよ」
「ったく。ドライ・マティーニ!」
「はいはい。あ、ドライ・マティーニと、そうねえ…何かあなたのセンスで作って。フルーツ系がいいわ」
あくまでそっぽを向くヤムチャは放っておいて、あたしはいつの間にか目の前に来ていたバーテンダーに話しかけた。早くもミキシンググラスを手にしている彼。本当に優秀ね。
「かしこまりました。フルーツでは、お好きなものはありますか?」
「イチゴ!二番目に好きなものはないわ!」
「では、『ロッシーニ』を作りましょう」
言い終えた時にはもうドライ・マティーニはできていて、彼はすでにイチゴをミキサーにかけ始めていた。なんて手際がいいのかしら。うふふ、なんかすっごく楽しくなってきた。
今の彼と、昔の彼と、イ・チ・ゴ。三つ巴ね。まるでハーレムじゃない。
ん?何?あたしなんか間違ってる?人じゃないのが混じってる?まあいいじゃない。好きなものには違いないんだし。酔ってる時に道理を説くなんてナンセンスよ。うん、あたし酔ってる。さっきのあれ…『ブラッド・スピリッツ』、あれ辛いだけじゃなくて強かった。その後に作ってもらった『ゴールデン・キャデラック』っていうやつも。どっちもほとんど一気飲みしちゃったんだもの、酔っぱらって当然よね。でもあたしは大人だから、気分悪くなったりはしないの。
とってもふわふわいい気分。そして、そんな気分で飲むイチゴのカクテルは…
「ん〜、お・い・し・い。ねえ、ところであなたいくつ?」
舌鼓を打ちながら水を向けると、昔の彼は目をくりくりさせて呟いた。
「…はい?…あ、私の年ですか?」
「気に障ったならごめんなさいね。ちょっと訊いてみただけなの。あなたあたしの知ってる人に似てるから」
「それは光栄です」
まああ。聞いた?『光栄』だって。ほんっとどこまでも傅いてくれちゃうんだからぁ〜。
「私は21です。16歳の時に見習いを始めまして、20歳の時にホヴズレイル社に声をかけられました」
あら、キールよりさらに下なんだ。ん〜、やっぱり男は顔ね。正直言って、この人なら対象内だわ。
「『ロイヤル・ガレット』に乗せていただいたのは、本当に幸運だと思っています」
「幸運じゃないわよ。あなたの作るカクテル、とてもおいしいもの。ねえ、ヤムチャ」
でも、あたしはヤムチャのことを忘れてはいなかった。ええ、ちゃあんと覚えていたわ。ヤムチャあってこそのこの人だからね。だから、名前も訊いてないでしょ。ヤムチャがそこんとこに気づいてるかどうかは知らないけど…
「ああ。おいしいよ」
…知らないけど、とりあえず素直ね。よしよし。
酔っぱらいついでに、あたしはヤムチャの頭を撫でてあげたくなった。何がついでなのかと訊かれてもわからない。酔っぱらってるから。でも、それまで唸ってた野良猫が寄り添ってきたりしたら、頭撫でてあげたくなるでしょ。そういう感じよ。
なのにそうしなかったのは、昔の彼がこんなことを言い出したからだ。
「ありがとうございます。私もお客様のような方々をお相手に仕事をすることができて光栄です。それにマドモアゼル…………あなたも大変似ていらっしゃる…」
「まあ、誰に?あなたの恋人かしら」
あたしはすぐさまその話に飛びついた。だって、素敵な話だと思わない?あたしたちに似たカップルがもう一組存在するなんて。なかなか運命的…世の道理を感じるわ。あ、こういう時の道理はいいのよ。
あたしに答えた昔の彼の言葉は、がっかり感とわくわく感を同時に与えた。
「いいえ、とんでもない。その方は地球が一国に統治される以前の、この国の王女で……それはお美しく聡明で、いくつかの絵画のモデルにもなっていらっしゃる方です」
「国が統合される前っていうと……もう何百年も昔の人ね」
「そうです。しかし、何枚もの名画のモデルになっていることもあって、この辺りの文化人の間ではかなりの人気です。この列車のスーパーデラックススイートにも一枚絵が飾られています」
古典趣味かぁ…
そうねえ。この辺りは田舎だし。昔の名士とかが幅を利かせていてもおかしくない感じではあるわ。
「素敵ね。それに王女様に似ているなんて嬉しいわ。もしこの先仮装パーティに出ることがあったら、その人に変装することにするわ」
「本当に、とてもよく似ておいでです。その白いお召し物といい、まるであの絵の中から抜け出てきたようです。一度絵をご覧になりますか?よろしければ手すきの者に案内させましょう。今あの部屋は空室ですし、スタンダードコントロールに言えば入室の許可が貰えるはずです」
「ぜひ見せてもらいたいわ」
「かしこまりました」
一歩下がって礼をする昔の彼ならぬバーテンダーを横目に、あたしはウィンクしてみせた。呆れたような気の抜けたような顔であたしを見ているヤムチャに向かって。
拍子抜けしたってところかしら。うまくいえないけど、なんとなく心境はわかるわ。あたしもちょっと妙な気分だから。
…自分が酒の肴になるなんて、思ってもみなかったわ。
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