Trouble mystery tour Epi.3 (2) byY
カジノへ行くと、ブルマは少し元気になった。
「あたしポーカーしてくる。おかしな話に乗っちゃダメよ」
はっきりきっぱりそう言って、一人さっさとポーカールームへ消えた。俺は意表を衝かれはしたが、特に何も言わずにその後姿を見送った。
したいようにすればいい。ここにいる人間は、どうせ球やカードやダイスしか見ていないのだから。ポーカーならなおさら気は散らさないだろう。あれは片手間にはやれないゲームだ。
そんなわけで俺は何の心配もせず、キューを選びにかかった。あまり人気がなかったせいだろう、やがてポーカールームからなかなかに気合の入った声が聞こえてきた。
「フォルド」
「レイズ」
「レイズ」
「レイズ!」
特に、最後に聞こえてくるブルマの声が一番大きかった。ブルマはもともと声の大きなやつだが、それでもこの時は思わずにはいられなかった。…だるいと言ってたわりには白熱してるな。さすがギャンブルは人を狂わせる。
「フォルド」
「チェック」
「レイズ」
「レイズ!」
まあ、元気になったのならそれでいい。というより、さっきのあの気だるさは単に食後の気だるさだったのかもしれない。だるいと言いながら俺の分まで食べていたしな…
そんな感じで俺はやはり何の心配もせず、ボーラードをしていた。だが小一時間ほども経った頃、少しばかり気になってきた。
「フォルド」
「フォルド」
「レイズ」
「レイズ!!」
…ブルマのやつ、さっきからずっとレイズしかしてないぞ。いいのかそんなんで?ブルマの性格からすると納得できることではあるが、それにしてもな。
大きな、だが何らの問題も引き起こさない呆れ。それを噛み締めていると、すぐ近くで俺をも巻き込む会話が始まった。
「やあ君、巧いねえ。ちょっとでいいからコツを教えてくれないかね」
「わしにも。わしゃ69ボールが巧くできるようになりたいんじゃ」
「そんなゲームないだろう」
俺は非常に困った気持ちになって手を止めた。一昨日もちょっと困らせられた老紳士たち。パティとフレイクだ。
「済まないねえ。こいつ、傍に女性がいないと途端にこういうことを言うんだよ。特に奥方がいないとね。本当に困ったもんだ」
「なんじゃい、すかしおって。おまえだっていつもは乗ってくるじゃろうが」
「おまけにちょっとボケてきていてね。いやはや年は取りたくないもんだねえ」
ボケとツッコミ。年甲斐のない欲と年の甲。なるほど、そうやって流せばいいのか。まあ友人だからこそできることなんだろうがな。
「ははは。9ゲームでもやりますか?」
またもや武天老師様を思い出しながら、俺は水を向けた。二人はそれぞれの姿勢を崩さず、俺の言葉に乗ってきた。
「じゃからわしは69ゲームが…」
「おまえさんもしつこいなあ。さっさとキューを持ってこい」
なかなか楽しい人たちだ。ま、他人だからこそ思えることだがな。
「お手柔らかに頼むね。何せ年なんでねえ」
「あっ、おまえ、こんな時だけ年寄りぶりおってからに」
ころころと入れ替わるボケとツッコミを楽しみながら、俺は球を転がした。断りを入れられるまでもなく、勝負をする気は失せていた。難しいショットだけを成功させつつ、ゲームを進めた。
「なんじゃい、そのショットは。そんなのありかい」
「ズルしてる…わけはないしなあ。いやぁ本当に巧いねえ」
ほのぼのとした雰囲気の中で入れられる、老人たちのツッコミ。俺はいつしかここがカジノであるということすら忘れかけていた。すでに心配は愚か、存在を忘れかけていた。でもやがて思い出すこととなった。
2ゲーム目の山場へ達した時、パティがどことなく緊張した面持ちで、それまでとは別種のツッコミを入れてきたからだ。
「ちょいと君。あれ、ご令嬢の声じゃないかね?」
「ご令嬢?」
「君の連れだよ。カプセルコーポレーションのご令嬢」
ああ、知っていたのか…
正直なところ、俺はそれしか思わなかった。でも2人が俺の反応を窺うように会話をやめたので、否が応にもその声が耳に入ってきた。
「こんなゲームは無効よ!」
「そんなわけないでしょ!」
「シラを切るのもいい加減にしなさいよね!」
ざわめく人の声をBGMに、さっきよりも一段と大きなブルマの声が。気づけば続々と人がポーカールームに詰めかけていた。何やら一悶着起こっているであろうことは明らかだった。
「すいません、俺ちょっと行ってきていいですか?」
「うん、そうしてあげなさい。もう充分いい技見せてもらったしね」
「わしも行くよ、わしも」
気のいい老人たちと共にポーカールームへ行ってみると、入口近くのテーブル周りに黒山の人だかりができていた。一体どこにこんなに人がいたんだ。そう思いながら、俺はその中心にいた人間に声をかけた。
「おいブルマ、何をやってるんだ」
「こいつイカサマしてんのよ!」
ブルマは俺の顔も見ずにそう叫んだ。それを受けて俺はまずブルマの視線の先ではなく、テーブルの上のチップへと目をやった。
どうやら負け越してはいないらしい。やや勝ちってところか。いや、よもや負け越していたとしたって、ブルマがそんなケチな言いがかりをつけるとは思えない。せいぜい不機嫌になるのが関の山だ。
「なんじゃい、イカサマって。そんなの本当にやるやついるのかい」
「ポーカーのイカサマっていうと…カードをスるとかかねえ」
「私はゲームの初めから見てましたけど、別にそんな素振りありませんでしたよ」
盛り上がる老人たちと、盛り上がりつつも水を差す野次馬。その中心にいるもう一人の人間は、顔色も変えずチェアに腰を下ろしながら、淡々と嘯いた。
「言いがかりだよ。まったく、白けっちまうよなあ」
不自然なほどに髪の色を抜いた年下の男。身なりはそれなりに整えられているが、その口調は紳士さからは程遠かった。ある意味カジノには似つかわしいのかもしれないが、この船の乗客としてはそうではない。
「白けさせてんのはあんたでしょ!このペテン師!」
「ひどい言い草だな。おいおまえ、この女どうにかしろよ」
だが俺の気に障ったのはそこではなかった。この瞬間、俺はこの男をやり込めることに決めた。
「間違いないのか?」
「絶対よ!ストレートフラッシュが出る確率は72193.3分の一、ロイヤルストレートフラッシュは649740分の一!それがこんなに続けて出るわけないでしょ。そんなのがまかり通るのは映画の中だけよ!」
さらにブルマの放った言葉が、その方法を決めさせた。ついでに男のしたことがだいたいわかってもきた。ここへ来る前の老人たちの態度を思い出しながら、俺はブルマの手を引いた。
「ブルマ、おまえはもう下りろ」
「はぁ!?」
「俺が代わりにやってやる。おまえはちょっと休んでろ」
「えぇーーー??」
ブルマは大変不本意そうな声を上げたが、俺はそれは流しておいた。いつまでも言い合っていてもしかたがない。ブルマの言い分はあくまで状況証拠だ。それが真実だということは、きっと俺にしかわからない。この男だってそう思ってるから、こんなにいけしゃあしゃあとしているんだろう。おまけにブルマが女だからって甞めきってやがる。こういう態度を取るやつは、俺は大嫌いだ。ブルマ相手にならなおさらだ。すでに数年付き合っている俺でさえ、未だに甞めることができないでいるというのに。俺を差し置いてブルマを甞めるな。
「証拠もないのにイカサマ扱いしちゃダメだよな」
「当たり前だよ。そんなの最低のマナーだ」
ことさら笑顔で言ってやると、男は満足そうに笑みを漏らした。同時にブルマがこの上なく痛い視線を背後から寄こしてきたが、俺はそれも流しておいた。その後ブルマが立ち去らなかったので、そうすることができたのだ。俺がこんなにビビッているというのに、この男はよくもまあ…
複雑な怒りを心に隠して、改めてテーブルをチェックした。ディーラーはロボット。プレイヤーは俺を含め4人。ブルマにフォルドさせたことによって、男のチップが最も多くなっていた。だが俺はそれは気にしなかった。チップの数はどうでもいい。こういうやつには精神的ダメージだ。
「フォルド」
「レイズ」
「レイズ」
「コール」
そういう考えだったので、俺は最初のゲームでは何もしなかった。…表向きは。ただ一つのことだけを再確認しておいた。――確かにディーラーはメカだが、だからといってカードが完全に水平に動くわけはない。流れに任せた末に思いっきりワンペアを晒してやると、男ではなくブルマから突っ込みが入った。
「ちょっとヤムチャ!どうしてそんなハンドでコールするのよ!!手作りに失敗したにしたって、そういうゴミ手の時はカード伏せなさいよ!」
「いいからいいから」
突っ込みというより、釘を刺されたに近いかな。俺はとりあえず笑ってそれを流しておいた。この時点で解れという方が無理な話だ。
「フォルド」
「チェック」
「レイズ」
「コール」
2ゲーム目は2ペア。この時は少しだけ遊んだ。ことさらに男の手の中から盗ってやった。当人は気づいていないので嫌みにはならないが、俺にとっては楽しい行為だ。そして3ゲーム目にスリー・オブ・ア・カインドを作ったところで、一つ決めた。
「フォルド」
「レイズ」
「レイズ」
「コール」
最後までコールに徹しようと。とはいえ、特に理由はない。ブルマがレイズに徹していたことを思い出した。それだけだ。
そのブルマはというと、4ゲーム目に気がついた。…のだと思う。惰性でコールした後にストレートを晒した俺を見る目はもう厳しくなかった。つまり、5ゲーム目のフラッシュを作り始める前には、その目の表情がわかる位置に――俺の背後ではなく横に、移動していた。俺は敢えてこれには気づかぬ振りを装った。
あまりそうじろじろ見るな。バレちまうかもしれないからさ。あからさまなその視線に苦笑しながら、6ゲーム目のフルハウスを作った。そしてそのハンドを晒した後で、右隣にいたプレイヤーが態度を変えた。
ストレートフラッシュを完成させていたにも関わらず、7ゲーム目をフォルドしたのだ。これは通常ありえない行為だ。例え強気になれない性格にしたって、せめてコールはするところだ。このプレイヤーはここまでずっとフォルドしていたので誰も何も思わなかったようだが、手が見えていた俺にはわかった。この人もまた紳士だと。なぜなら俺のハンドはフォー・オブ・ア・カインド。フォルドされていなければ、当たり前に負ける手だ。それがわかっていたからこそ、このプレイヤーはフォルドしたのだ。おそらくははなむけといったところだろう。俺のやろうとしていることには何の影響もないが、粋な態度であるには違いない。
8ゲーム目は当然ストレートフラッシュ。ただゲーム数だけを確認して、ハンドを作った。この時には少し気分が変わっていた。
…この男、相当イカサマやってたな。ここまできて気づかないようなやつが、ブルマを相手にできたはずがない。ブルマは常にレイズしているようだったから負けた時に放出するチップは多かっただろうが、元来文句のつけようがないほど頭のいいやつだ。ひょっとしてレイズを連発しなければ甞められることはなかったのかもしれない。まったく損な性格だ…
「ロイヤルストレートフラッシュ」
9ゲーム目、レイズの誘惑を振り切ってコールの末にハンドを晒すと、右隣の粋な紳士がそう呟いた。最後まで俺の手元を凝視していたブルマが、割れんばかりの拍手をした。この時になってようやく男は立ち上がった。
「おまえ、何かやってるだろ!」
そして鼻息荒くそう叫んだ。この瞬間、俺は完全に気を抜かれた。こいつ、本当にイカサマやってたのか?それにしては頭脳の欠片もないじゃないか。イカサマなんて頭にもなかったブルマでさえ、ゲームを終える前に指摘したというのに。ブルマもこんなやつに引っかかるなよ。頭いいわりにどっか抜けてるんだから。おちおち目も離せやしない。
「いや別に。何もしてないよ」
「嘘つけよ!イカサマなしでそんな順番のハンドができるわけねえだろ!!」
「そんなこと言われてもなぁ。だいたい証拠もなしでイカサマ扱いしちゃダメだろ。なあ?」
今やすっかり相好を崩しているブルマに向かって、俺はことさら笑ってみせた。仇討完了。俺はそう思ったのだが、男はまだ討たれ足りないようだった。
「おまえーーー…!!」
またもや鼻息荒く叫んでから、大振りにテーブルを蹴りつけた。すかさずテーブルを押さえつけると、反動で姿勢を崩した男の袖口からカードが数枚零れ落ちた。証拠を抱え込むとはまだまだ甘いな。そう思いながら、諦め悪く飛びかかってきた男の体を押さえ込んだ。俺はどれだけ動いても証拠など出ないからな。するとすかさずブルマが警備ロボットを呼んで、おもむろに言い放った。
「この人、自分が負けたからっていきなり掴みかかってきたのよ。マナー違反もいいところだから、どっかやっちゃってくれない?」
「カシコマリマシタ」
こうして男は退場していった。警備ロボットに口を塞がれ、捨て台詞を吐くことすらなく、表向きはまったくただのマナー違反の客として。だがそうではないということは、一人の人間を除いてはわかっているはずだった。
「騒がせてすいません。今のゲームは無効にしますよ」
俺が言うと、まずは例の粋な紳士が笑って言った。
「いやいや、構わないよ。いいものを見せてもらったよ」
次にもう一人のプレイヤーが笑って言った。
「チップはいらないから、やり方教えてくれないかね」
どうやらこちらもわかっていたらしい。見たところかなりの高齢だしハンドの強さ関係なしにひたすらレイズしてくるから、てっきりボケているのかと思っていた。ある意味これこそ本当のポーカーフェイスだな…
でも、それを言えばブルマもそうなんだよな。俺はまたもや微妙な気持ちになりながら、この騒ぎの元凶とも言える人間の手を引いた。
「じゃあ行くか。それともまだやるか?」
「ううん。もう充分楽しんだわ」
一も二もなくといった感じで、ブルマは答えた。その晴れやかな笑顔と素直に握り返してくる手が、俺にはことのほか嬉しかった。一歩を踏み出した時、パティが言った。
「君、酒奢ってあげよう。見物料だよ。バーで好きなもの頼んでいってくれ」
「サンキュー」
俺は素直にその申し出を受けた。すると途端にツッコミが入った。
「あっ、おまえ、格好つけやがって。わしも奢るよ、わしも。わしはご令嬢の分じゃ。2杯でも3杯でも好きなだけ飲みんしゃい」
「そんなこと言っていいのかね、フレイク。また奥方に怒られるんじゃないのかい」
「なんじゃい、それは。そんなんじゃないわい。だいたい他人の女に手を出したりせんわ」
早くも始まった2人のコントは、俺を苦笑させこそすれ困らせはしなかった。俺はなかなかいい気分になって、ポーカールームを後にした。
うん、守ったって感じがするな。


大団円の後のエピローグ。スロットコーナーの隣にあったカウンターバーで、俺はパティからの一杯を、ブルマはフレイクからの一杯を飲んだ。
「ねえ、一体どうやったの?後学のために教えてよ」
依然にこにことした顔で、ブルマがそう訊いてきた。その態度を嬉しく、その言葉には申し訳なさを感じながら、俺は教えてやった。
「すり替えてやった」
「すり替えたって…どうやって?」
「うん?ただ普通にすり替えただけだ。手早くな」
そう、種などないのだ。あるにはあるが、ないに等しいのだ。教えたって、どうせできないんだからな。少なくとも、この船にいる人間には絶対に。
「…ずるーい。ずるいずるいずるいずるい!」
一瞬の沈黙の後に、ブルマはすっかり態度を変えた。駄々をこねる子どものように、大声でその言葉を繰り返した。俺は少し呆れたが、それを流した。
「イカサマなんてそんなもんだろ」
だいたい予想できた反応だ。ブルマは、理論で説明できないことには大抵否定的だからな。
だが、その後の態度には少々違和感があった。グラスが空になった手持無沙汰さからか気だるそうに片頬杖をついて、ブルマは言ったものだ。
「あんたもう武道家やめて、カジノで生きてけばいいんじゃない?」
「どういう意味だよ、それは」
「だってビリヤードは勘で勝っちゃうし、カードも頭使わないで勝てるんじゃ、もう絶対そっちが天職でしょ」
「それは武道をやってるからこそだぞ。五感をここまで鍛えたからこそ――」
「でも武道の方では勝てないじゃない」
俺は口を噤んだ。今度の呆れは流せなかった。事実とはいえ、よくもまあ今そんなことが言えるものだ。つい今さっき俺に助けられたばかりだというのに。あんまりかわいくない態度取ってるとまた苛めるぞ。
だが結局はこれも、俺は流した。ちょうどこの時三杯目のグラスが運ばれてきたので、ついでにそれも喉に流してやった。
「ちょっとそれ、あたしの!」
「こんな強い酒、二杯も飲むなよ」
いくら好きなだけ飲んでいいって言われたからって、本当に飲むな。武天老師様なんかの言葉はいいだけ裏読みするくせにな。気を抜き過ぎなんだよ。
「後は夜だけにしろ。昼間っから酔っ払ってちゃみっともないぞ」
「何よ、またその台詞!?」
ブルマは大変不満そうな声を上げたが、俺はそれも流しておいた。同じ台詞をまた言うということが一体どういうことなのか、考えてみればわかるだろう。まあ今日はまだ一杯目なので初日のようなことはないだろうが、はっきり言ってその格好であまり酒を飲んでほしくない。飲ませたくなる気持ちがわかるだけにな。
「ほら、行くぞ」
我ながらかなり強引に、俺はブルマの手を引いた。ブルマは今朝初めて手を取った時と同じような顔をしていたが、その時と違って今は黙り込みはしなかった。
「しょうがないわね。じゃあ、スロットやってよ」
「スロット?」
「あんたの動体視力ならシンボルが見えるんじゃない?」
「…かもな」
俺は改めてブルマの頭の良さを思い出した。そんなことまったく考えてもみなかった。おまけにそれならイカサマでもなんでもない。スロットは目押しするものなんだから、ビリヤードのように『頭を使え』と釘を刺されることもない。
そんなわけで、ポーカールーム、カウンターバーの後にはスロットマシンのチェアに座ることとなった。座るというか、もう完全に陣取った。
「わぁお!百発百中ね。武道の方でもこうだったらいいのにね〜」
「そういうこと言うなよ」
穿った褒め言葉に苦笑しながら、俺はジャックポットを出し続けチップの山を築いた。周囲にはいつしか黒山の人だかり。後ろから俺の首に手を回す、ちょっと雰囲気ある女。
…なんか俺、本当にカジノで生きていけるような気がしてきた。ちょっとヤバイなこれは。
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