目線の男
遊園地遊具の利用制限なんて、これまで気に留めたこともなかった。
「どうしてあたしはダメなのよ。せっかく子ども料金で入れたのに。これじゃ意味ないじゃない!」
ジェットコースターに乗れない遊園地なんて、興ざめもいいところよね。
2つ目のコースターでも乗ることを拒否されて、あたしは完全に出鼻を挫かれていた。ボヤき続けるあたしにいちごソフトを差し出しながら、こともなげにヤムチャが言った。
「子どもだからだろ」
なーによ、偉そうに。
誰のせいで、あたしがこんなことになってると思うのよ。みんな、あんたのせいじゃない!あんたがいい加減なことをするから、あたしがここまでしなくちゃならなかったんじゃない!
あたしが睨みをきかせると、ヤムチャは一瞬肩を竦めて、それでもなお続けた。
「しかたがないな。9歳以下はダメともなっていることだし」
「あたしは11歳よ!」
実年齢の半分って言ったでしょ。こんな簡単な割り算もできないわけ!?
だいたい、この姿のどこが9歳なのよ。
そりゃ少し胸元は淋しいけど――ううん、11歳なんてみんなこんなものよ。ロングキャミソール一枚で事足りちゃったけど――子どもが大人の服をワンピース代わりにすることなんて、よくあることだわ。靴はウーロンのだし――足のサイズなんてたいした問題じゃないわよ。
ふと、ショップのガラスに映る自分の姿を見た。平坦な胸。細すぎる手足。大きな頭――年齢はともかくとして、どこから見ても立派な子どもだわ。
その子どもの後ろに、腕を組み何やら神妙な顔つきであたしを見ている男がいた。あたしが振り向く間もなく、ガラスの中の男の口が動いた。
「おまえ、結構チビだったんだな」
この言葉で、あたしは腹を決めた。

その瞬間、あたしの上には青い空しかなくなった。
「わー、高い高い!」
身長180cmの男に肩車。一度やってもらいたかったのよね!
あ、こいつにじゃないわよ。肩車そのものをよ。
やってもらった記憶がないのよね、あたし。写真にも残ってないし。一度もやってもらったことがないなんて、まさか思ってやしないけど、想像することができない。だって、あの父さんよ。似合わないったらないわよね。
「じゃあ次、ウォータースライダー行って!」
黒いうまのしっぽを弄びながら、下になる男に命令を与えた。
「あれは年齢制限が…」
「だから!11歳だって言ってるでしょ!」
ええ、ええ、わかったわよ。どうせあたしはチビよ。チビの子どもよ。
こうなったら、めいっぱい子どもぶってやるわ。そして大人(こいつよ)を扱き使ってやるわ!子どもってそういうものよね。
だいたい、ここに来たのだって、子どもを堪能するためなんだから。この姿じゃまともに外には出られないし。知人に会ったらやっかいだもの。かと言って、C.Cにいても今ひとつ不自由だし。
遊んででもいなきゃやってられないわよね。


そら見なさい。あたしはやっぱり相応よ!
ウォータースライダーは、あたしにケチをつけなかった。だからというわけではないけれど、あたしもウォータースライダーを気に入った。
いつもと違うのよね、感覚が。視界とか感じるGとか。これまではいまいち中途半端な乗り物だと思っていたけれど、この体にはちょうどいいわ。
「もう一回乗るわよ!」
降りると同時に駆け出した。列の最後尾へ向かって。駆け出すほどハマったってわけじゃないけど、走らないと周りの人に抜かされるのよ。子どもの歩幅だとね。
そして、その運動量は当然の結果を体にもたらす。
「ねえ、ソフトクリーム食べたい」
「またか」
「子どもは動くから喉が渇くの!」
大人になってから子どもの体を体験するって、案外いいかもね。子どもへの理解が深まって。この飴、もっと融通利くように改良すれば、商品化できるんじゃないかしら。
「すぐ戻ってくるから。あんたはそのまま並んでてね!」
そんなことを考えながら、2回目のウォータースライダーの列にヤムチャを残して、ソフトクリームショップへとあたしは走った。

「ダブルベリーソフト1つね!」
僅かに背伸びしながら、自分の顔の半分ほどもあるピンクのソフトクリームを受け取った。
この、いちいち背伸びしなきゃならないところが、子どもになることの欠点ね。後は、雑踏でもみくちゃにされるところか。
ソフトクリームを溶けるそばから舐めながら、ウォータースライダーのところへと戻った。と、遠目にその迷惑な客の姿が目に入った。
列に並んでいる最中の人間と立ち話。狭い通路だってのに。いるわよね、そういう人。おばさんなんかに特に。あれは若い女みたいだけど…
女が辺りを見回した。一瞬その横顔を目に留めて、あたしは駆け出した。
「ちょっと!ヤムチャ!」
女の話し相手の服の裾を、あたしは引っ張った。何やってんのよ、こいつ。またこんな女相手にしてるわけ!?
「あら」
あたしを見下ろすその女は、あたしのことがわからないようだった。だからと言って、許す義理はあたしにはない。こいつ、しつこすぎ!
女はハイスクールの時代のヤムチャの取り巻き。ヤムチャの留守を狙って、あたしにケンカを売ってきた…って、何年前の話よ!おまけにヤムチャがハイスクールに行ったのなんか、たったの一年間よ。どうして今頃出てくるのよ!
あたしとヤムチャをさんざん見比べた挙句、その女は言った。
「妹さん…じゃないわよね。姪御さんかしら?」
何言ってんの、この女。
こいつに親戚なんかいないわよ。そんなことも知らないで、モーションかけてるんじゃないわよ!わざとらしく目を細めたりなんかしちゃってさ。奥にある敵意が見え見えなのよ。
「姪じゃないわ。彼女よ!」
あたしは言ってやった。本当のことを。
本来の姿じゃないけど構わないわ。この女を追っ払えさえすればいいのよ。
ヤムチャが焦ったようにあたしを抱えかけた。その態度を咎めようとした時、女が言った。
「彼女?…そうなの。かわいいわねえ。ところでヤムチャ、その頬の傷はどうしたの?」
この女!!
子ども扱いしたわね、あたしを。しかも、ひとの台詞取らないでよ!!
それはあたしが。後であたしが!夜にじっくり問い詰めようと思ってたのよ!!
あたしの睨みは女には届かなかった。どうして子どもの目線ってこんなに低いのよ。
女に、ヤムチャは答えなかった。いい気味。そう思いかけたあたしの耳に、続く台詞が入った。
「いつ頃やられたの?酷い女ね」
何ですってー!
一体それはどういう意味よ。いえ、意味なんかわかったわよ。なんてこと言うのよ、この女!
これにはヤムチャも切り返した。でも、その言葉にあたしは余計腹が立った。
「違うよ、ブルマのせいじゃない。俺の不注意なんだ。あいつは酷くないよ」
あんたそれじゃ、あたしがやったって言ってるようなものじゃないのよ!
引っ叩いてやりたい衝動に、あたしは駆られた。でも、届かない。それに、この女の前でそれをするのは悔しすぎる。
「ちょっと、ヤムチャ!こっちきなさい!」
『最低男』と呼んでやりたいところを必死に堪えて、あたしはヤムチャを列から切り離した。

「何考えてるのよ、あんたは!」
もう、どこから咎めればいいのかすら、わからない。とりあえず怒鳴りつけたあたしに、その間抜けな返事が返ってきた。
「何って?」
「どうしてあんなこと言うのよ!どうしてあたしを庇わないのよ!」
「何言ってんだ、庇っただ…」
「どこがよ!!」
ヤムチャの態度を咎めながらも、あたしにはわかりかけていた。
あれが、こいつなりの庇い方なのだということを。こいつは根っからの大バカ者なのだということを。弱いというかズレてるというか、しょうもない男なのだということを。
だから、それはいいわ。いえ、よくはないけど、今これ以上咎めてもしかたがないわ。これからじっくり調教してやるわ。
でも、そこは一万歩譲ってやるとしても、どうしても許せないことがある。
「あんた、何であたしが彼女だって言わなかったのよ」
「は?」
は、じゃないでしょ!
あたしがさらに睨みつけると、ヤムチャはおずおずと言った…
「何でって…おまえ子どもだろ」
…最低の台詞を。
あたしは息を吸った。そして吐いた。一呼吸整えて、軽く握った左手を自分の目の高さに掲げてみせた。
「ヤムチャ、これ見て」
「何だ?」
ヤムチャが屈み込んだ。あたしの手の中のものを見ようとして。その頬を、あたしは思いきりぶってやった。
ざまー見なさい!前時代の書物で知った方法よ。頭を使えば子どもにだって、大人をぶつことはできるのよ!
「バーカ!!」
呆気に取られるあいつを置いて、あたしは雑踏の中へ飛び込んだ。
この人込みの中で子どもを捕まえるのは不可能よ。もう勝手にするがいいわ!


最低よね!
どうしてあいつまで子ども扱いするのよ。あたしが本当は大人だってこと、知ってるくせに。
愛してるって言ったくせに。あいつが愛してるのって、あたしの体なわけ?
3つ目のソフトクリームを舐めながら、あたしは歩いた。子どもっていくらでも食べられるわよね。そして、食べても全然太らないのよ。不思議よね。
歩きながら、周りの人たちを見た。手を繋いで歩くカップル、子どもを肩車する父親、少しトウが立った夫婦。
走り出していく兄弟、笑いさざめく女の子たち、騒ぎ立てる修学旅行生。
ま、あたしもわかってはいるのよ。『肩車しているカップル』なんてものがいやしないということは。
わかってはいるけどさ。半年ぶりのデートなのよ。それも破局の危機を乗り越えたところ。もう少し考えてくれてもいいんじゃない?
っていうか、あいつだけはあたしを子ども扱いすべきじゃないのよ。やっぱり、そう思うわ。
3つ目のソフトクリームのコーンはあまりおいしくなかった。それをゴミ箱に投げつけた直後、後ろから声をかけられた。
そして、あたしは拉致された。


最低だわ!
連れ去られた施設の中で、あたしを助けにきた男の姿を至近に認めて、あたしは開口一番叫びたてた。
「何てことすんのよ、あんた!」
ことごとく神経を逆撫でするんだから!
「どうして、あたしが迷子なのよ!!」
園内の迷子センター。あたしが今いるところはそれだった。
収容されてより約30分、あたしは延々と大人の相手をさせられていた。一緒に遊んでやったり、名前を答えてやったり。飲みたくもないジュースを飲んでやったり。
迷子じゃないって言ったのに。一人で大丈夫だって言ったのに。あたしの言うことなんて、全然聞きやしないんだから。
あたしが全力で怒鳴りつけているにも関わらず、ヤムチャは笑っていた。そしてまたもや、言ってはならない言葉を吐いた。
「子どもだからだろ」
「あんたね…」
重々しい一歩を踏み出しかけて、あたしの体は宙に浮いた。
「ほら、行くぞ」
あたしを肩に乗せながら、ヤムチャは周囲に愛想を振りまいた。
「どうも、みなさん。お世話様でした〜」
周囲からは温かい声が返ってきた。
「お兄さんも気をつけてくださいね」
「ブルマちゃん、もうお兄さんから離れないようにね」
兄じゃないっつーの!
…あー、ムカつく。

「あんた、いつから兄になったのよ!」
「そんなの、嘘も方便だろ」
「どこをどうしたら、あたしとあんたが兄妹に見えるっつーのよ!」
「いや、見えてよかったよ」
何がいいっつーのよ!
ヤムチャはいちいち言い返した。してやったりって感じ?顔は見えないけど、きっとそう思っているに違いないわ。まったく、ふてぶてしいったら。
「ねえ、もう下ろしてよ。自分で歩くから」
いい加減文句を言うのにも飽きてきて、あたしはそう言った。
「そんなこと言って、また逃げる気だろ」
「そんなことしないったら」
また保護されるなんて冗談じゃないわよ!
迷子センターなんて、本当に大人の都合だけで動いてるんだから。子どもの人権なんてないに等しかったわ。だいたい、あたしは大人なのに。
確かに見た目は11歳だけど。でも、11歳だって充分大人よね。なのに、さっきから誰も彼も子ども扱いしてくれちゃって。すれ違う人たちの目からしてそうなのよ。
きっと、この肩車がいけないのよ。肩車なんて、いかにも子どもな体勢だもの。もう充分堪能したし。そろそろ大人の権威を復活させないと。こいつの傷だって、咎められない。
「うーん…」
ヤムチャは渋った。肩から下ろしはしたものの、あたしの足を地につけようとはしなかった。
「じゃあ抱っこ…」
「変わらないっつーの!」
もう、しつこい!そんなにあたしが信じられないの?
そう言ってやろうとした瞬間、足先がぶつかった。少し大きめだったはずの靴の内側に。
「痛っ」
どんどん窮屈になってくる。ほとんどてん足状態。
「どうした?」
「足が痛…靴脱がせて」
訝しみながらも、ヤムチャはあたしの言に従った。ソックスまで脱ぎ捨てて、自分の素足を確認した時、あたしにはわかった。
「ヤバイ。戻ってきてる」
「何が?」
「体。戻ってきてる…」
「戻るって…今?ここでか!?」
あたしはそれ以上答えなかった。答えられなかった。手足が軋んだ。全身に走る鈍い痛み。小さくなる時はこんなものなかったのに。やっぱり無理があるってことか…商品化は遠のいたわ。
「ちょっと待て。まだ戻るなよ!!」
無茶言わないでよ…
心の中で呟くあたしを抱きかかえて、ヤムチャは走り出した。


広場の隅、木々と茂みの陰で、あたしは元に戻った。
「ああ、痛かった…」
これはダメね。こんなの商品化したら、クレームの嵐だわ。痛み止めを添加する?いえ、この痛みの度合いからすると、きっと薬物法違反になるわ。それくらい痛かった。
結構苦労したのにな。ああ、また社会貢献の欠片もない物を作ってしまった…
ヤムチャがあたしを覗き込んだ。あたしと同じ目線で。
「大丈夫か?」
「うん、もう平気」
ロングキャミソールの裾を引っ張りながら、あたしは答えた。こんなに早く戻るなんて思ってなかったから、着替えも何も持ってこなかった。足が少し見えすぎだし、おまけに靴もない。どうやって帰ろうかしら。
「もう少し暗くなったら、抱いて飛んでいってやるよ」
あたしの心を読んだように、ヤムチャが言った。
そうか、こいつ飛べるんだっけ。…便利ね。
「サンキュ」
そう言いかけた時、ヤムチャがあたしを引き寄せた。両腕で包むように抱き込んだ。ややもして、茂みの向こうから賑やかな声が聞こえてきた。大勢の足音と共に。
…おまけに気配もわかる。本当に便利だわ。
その細かな注意力を、違う方面でも発揮してくれるともっといいんだけど。結局、最後まで子ども扱いされちゃったし。
なんとなく身を凭れようとしたあたしを、ヤムチャが引き剥がした。一瞬寄せられた視線の先に気がついて、キャミソールの胸元を緩めた。
ヤムチャが呆れたように呟いた。
「おまえ、下着くらいつけてこいよ…11歳だったんだろ?」
「だって…」
だって、あんまりなかったものだから。つけない方が楽だったから。
あの頃って本当に楽だったわよね。女の子の日もなかったし。
「あぁ…」
思わず呻いた。自分の過去に。
そういえばなかったわ。…正真正銘の子どもか。
全身から力が抜けた。倒れ込むようにその身に凭れたあたしを、ヤムチャは今度は引き剥がさなかった。
「どうした?」
「…お腹空いた」
動いたから。…子どもだったから。子どもってすぐお腹が空くのよね。
ええ、ええ、どうせ子どもだったわよ。
溜息と共に、あたしは認めた。数時間前には無視された質問を、もう一度口に出した。
「子どものあたし、かわいかった?」
ヤムチャは頭を掻きながら少し考え込んで、ぽつりと言った。
「あんまり変わんねえな」
「変わらない?そんなわけないでしょ」
あれだけ子ども扱いしておいて、調子いいにも程があるわよね。だいたい、それって褒め言葉なわけ?
こういう時はただ一言、『かわいい』って言ってくれればいいのよ。本当にズレてるんだから。
それきり、ヤムチャは黙った。あたしはさりげなく、その顔に視線を走らせた。半日ぶりの同じ目線で。
…あたし、こんな男のどこがいいのかしら。
唯一の存在価値だった顔にも、傷がついちゃったし。優しいって言えば聞こえはいいけど、ただの優柔不断だし。口ベタなわりに、クールでも何でもないし。たまに調子いいこと言ったかと思えば、何だかズレてるし。
でも、時々妙に波長が合うのよね。本当に時々だけど。だってこいつ、いっつもいないから…
ふと、ヤムチャと目が合った。同じ目線で。半年ぶりの自然なタイミング。
視界が狭まった。物理的にではなく、心情的に。耳をすませた。誰の声も聞こえない。
風に乗って流れてくる僅かな喧騒。木々のざわめきと葉音。そしてこいつの吐息。
こういう瞬間があるから、やめられないのよね…

…と思ったのは、大きな間違いだった。
あたしの心情を無視して、再び肩を抱きこんだ目の前の男を、あたしは心の中で怒鳴りつけた。
もう、信じらんない!
普通ここはくるところでしょうが!あんた何年彼氏やってんのよ!!
えーえー、わかったわよ。あんたはそういうやつよ。そんな瞬間、今まで一度だってなかったわよ!
…また1つ、咎めてやることができたわ。




夕陽が見えない地平線に落ちていく様を、あたしはヤムチャに肩を抱かれながら眺めていた。
こいつ、こういうことはするのよね。本当に微妙よね。これがなければストイックと言い切れるんだけど、そうじゃないのよね。ただ鈍いだけなのよ。…まあ、鈍い上にストイックとこられた日には、打つ手ないけど。
「さて、帰るか」
空から暖色が消えて宵闇が落ちかかってきた頃、ヤムチャがおもむろに立ち上がった。
「当然、お姫様抱っこよね!」
それくらいはやってもらうわよ。これで背負いとか奥様運びだったら、マジで捨てるわ。
あたしが立ち上がるより早く、ヤムチャがあたしの体を持ち上げた。よしよし、殊勝な態度ね。
「ひさしぶりね。何年ぶりかしら」
っていうか、何回目かしら。3回目?…少なすぎるわね。しかも2回目のは、まったく求めていない時だったし。本当に空気読めないんだから、こいつって。
でも、空を飛ぶ時にしてもらうのは初めてだわ。まともに空を飛ぶのも初めて!何だかわくわくしてきた。
首に腕を絡ませ身を寄せると、それがつぶさに見えた。頬の傷。…こんな目立つところにつくっちゃって。せっかく顔だけはよかったのに。台無しよね。

まあ、それは後でじっくり咎めてあげるわ。
あんたがこなくても、あたしからいくわよ。
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